相手に逆らえず自分の思ったことを言えない

2019年7月24日アダルトチルドレンの実例

相手に逆らえず自分の思ったことを言えない

相談者

20代前半 女性

悩みの内容

普段から自分の思っていることを言えないのですが、自分が損をするような利害関係の場合でも言い返すことが出来ません。
特に仕事となると、他社の営業マンにまで良いように言い包められていて、実際に被害も出ています。
自分では思うところはあるのですが、その場になると頭が真っ白になり、しゃべることが出来ません。
後からこうすればよかったと後悔ばかりしています。
私生活でも、夫以外には自分の意見を言えません。
かろうじて夫には言えるのですが、こっちの身勝手かもと思いよっぽどのことでない限りはい言う事はありません。
夫もそれを理解してくれているので、言わなくても感知してくれるのでそこは助かっています。
誰にでも自分の意見を言えるようになるにはどうしたら良いのでしょうか。

自分の意見が言えない原因

自分の意見が言えないというのは、無意識的な抑圧があるせいだと考えられます。
それは、小さいころから我慢をすることが普通であったり、自分の意見を言うという事は恥であるという考えが根本にある可能性があります。
家庭内のルールでそうなっている事は日本では多く、控え目が美徳と考える人は少なくありません。
その様な文化的背景もあり、自分の意見を表に出さないという方は多いようです。
ですが、頭が真っ白になったりパニックになるような場合はもっと強い抑圧があったと考えられます。

自分の意見が言えない場合の対処方法

まずは、自分の中に歪んだルールが無いかを確認しましょう。
『自分の意見を言う事は恥』と言うような価値観を持っている場合は、それを変える必要があります。
自分の意見を言う事は、正直なコミュニケーションをするということです。
また、言葉にしなければ相手が理解できない事も多くあります。
「私ならこう考える」という先入観で相手に伝える事を省略していないかを考えてみましょう。
もし、それらがある場合は自分の意思を伝える事は大切な事で、控える必要性は無いという事に気が付いてください。
もちろん相手への気遣いは必要です。
ですが、自分の意見を言えないほどの感覚は気遣いではなく、回避です。
相手を傷つけまいとする極端な手法です。
これでは、相手は何も分からずどうする事もできません。

また、他者への恐怖で自分の主張を言えないという事もあります。
このような場合は、恐怖や緊張を軽減してくことが必要です。
他者に意見を言う反復練習をしたり、知らない人ともコミュニケーションをとるようにするなどの訓練が有効です。
無意識的に感情が反応してしまうようなケースは、徐々に出来る事を増やしていく事が大切です。