過保護に育てられた

2019年7月24日アダルトチルドレンの原因

過保護に育てられた

甘やかされていたり、身の周りの世話を全て親任せだったケースです。
親の引いたレールに乗ることも多いので、大人になっても自分の判断で行動できない事があります。
また、何かをしてくれる事が愛情だと感じるので、自分を見てくれないと不安になる傾向もあります。
大人になっても「してもらう」事が当たり前で、自己の向上心も湧きにくくなります。
また、何か失敗をすると立ち直るまでに時間がかかり、自分を見失う事もあります。
責任感が育ちにくいので、自発的に何かを達成しようという意欲も少なくなります。

機能不全家族としては過保護の延長線上で過干渉になることもあります。
親が子離れできない状態でいると、子供の親に対する価値観が正常に発達しなくなり、親以外の大人に対しての接し方にも問題が起こることがあります。
尊敬する心や礼儀や礼節を軽んじる大人になる傾向があり、場合によっては社会に適応できない状態になる事もあります。

また、子供が親や家族に対しての暴力や虐待を働くケースもあります。
優しさが育たず、「過保護に育てられたのが自分をこの性格にした」と思い、憎しみを持ってしまうのです。
これは自立心や反発心から来るものですが、親子関係に問題を抱える事は人間関係に問題を抱えると言う事と変わりません。
親子と言えども適切な距離と言うものがあると言う事です。

アダルトチルドレンのケースとしては下記の様なタイプになる可能性があります。
ロンリー…自分の殻に閉じこもり、他者を寄せ付けないタイプ。
ロストワン…おとなしく、あまり自己表現をしないタイプです。
プリンス…自分の意思とは違っても、周りが正しいと言うとおりの行動をとるタイプです。