親の代わりをしていた

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親の代わりをしていた

子供が親の代わりに、兄弟の面倒を見たり、仕事や家事を行う事が多かった家庭のケースです。 手伝いとして子供の勉強になるようなことだと問題となりませんが、親が親としての役割を果さず、子供がそれを担うということになると問題があります。 子供らしい時間を過ごす事が少なかった場合、責任感が強すぎる性格になったり、子供らしい感受性が正常に育たないことがあります。 頼られることが自分の存在意義だと思い、自分で自分の存在意義を見つけにくい傾向にあります。 また、人に頼ることが苦手で、多少無理をしても自分で物事を解決しようとします。

親の代わりをしていた子供は、親に対しての尊敬する気持ちが薄れますので、大人に対して寛容さが乏しくなります。 「大人のクセに」などと子供の頃から考える傾向が生まれます。 また、子供っぽい人を否定的に捉える事もあります。 自分が苦労した事への正当化と、自分は甘えられなかったという嫉妬心から否定的な感情を持ってしまいます。

親の代わりをしていた子供は、内心で「子供らしく甘えたい」と思ってはいますが、外に出すことが許されず感情を抑圧して育ちます。 大人になっても深い部分でその様な思いがあり、無意識的に「甘えさせてくれる人」に依存する事もあります。 また逆に、世話をすることが当たり前になっていて、対外的には依存されやすいという矛盾が生じている場合もあります。 共依存といって、『依存される関係性に依存する』という言葉がありますが、その様な人間関係を築きやすい傾向を持ってしまいます。

アダルトチルドレンのケースとしては下記の様なタイプになる可能性があります。 ○プラケーター…苦しんでいる人を見ると慰めてあげたくなるというタイプ。 ○イネイブラー…親気質で、世話好きなタイプ。 ○プリンス…自分の意思とは違っても、周りが正しいと言うとおりの行動をとるタイプです。

佐屋 鉄心

心理カウンセラー、心理研究家。 カウンセリングの経験を活かして、多くの人が読むだけでも変われるようなメッセージを届ける事を目指して執筆中。

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