スケープゴート

「スケープゴート」は問題を起こすことによって、周りの注意を自分に集めようとするタイプです。
その他の問題を自分が問題を起こすことによって目立たないようにします。
幼少期に家庭内の問題を一人で背負うような境遇になると、この傾向になります。
自分が犠牲になっている事で、家庭内が崩壊せずにいるという事実があり、本人がそれを拒否しない、又は拒否できない状況です。
その中で、そのような自分が正しいという偏りがクセ付いていきます。
アダルトチルドレンの中でも、偏りが強いタイプです。
スケープゴートは本来、傷つきやすい性格で相手との関わりを毛嫌いしますが、自分を理解して欲しい気持ちも持っています。
悪気が無くても矛盾した感情のせいで、相手にとっては迷惑な行動をとる傾向にあります。
なので他人からは、自分勝手に見える場合があります。
また、周りで問題があったときは、自分にその注意を向けるために、わざと他の問題を起こす行動をとる傾向もあります。
他者を助ける方法として、自分を悪者にして犠牲にすることを選ぶという考え方の偏りがあります。
反射的に、いけにえになる事を選ぶのです。
育ってきた環境の特徴
- 構って貰えなかった
- 褒められる事が少なかった
- 家で一人でいることが多かった
- 家庭内で衝突が多かった
等があります。
良い点
とても優しく、大切な人を守ろうとする性格です。
悪い点
誰かが問題を抱えた時、助けになろうとしますが、自分を犠牲にする選択をし、苦しむ傾向があります。