自分が何者か分からない

2019年7月24日アダルトチルドレンの実例

自分が何者か分からない

相談者

20代前半 男性

悩みの内容

自分が何者なのか分かりません。
今後どのように生きて行きたいのかも分かりません。
特に目標もなく、生きがいもありません。
他人と関わると、自分が惨めになってしまうので出来るだけ関わらないようにしています。
ですが寂しい気持ちもあり、どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。
自分が自分でないような感覚に襲われて、消えてしまいたくなる時もあります。
自分はどのようにすれば人間らしく生きていけるのでしょうか?

自分が何者か分からない原因

本来の自分を受け入れられず、劣等感や絶望感を感じています。
ですが、劣等感や絶望感をおさえようとしてアイデンティティが失われている状態です。
アイデンティティの欠落が自分を見えなくしています。
自我は幼少期から色々な経験をして、少しづつ形成されていきます。
環境因が強く、アダルトチルドレンに見られる傾向の一つです。
自我の形成がうまくいかないのは人生経験の少なさが原因で、色々な感覚が未発達のため自分を客観的に捉え、そのままの自分を受け入れることが出来ないためです。
他者との比較も偏ったものになり、本人は知らず知らずに自分を見失っていく傾向にあります。

自分が何者か分からない場合の対処方法

様々なことに触れてみようという好奇心や、物事にチャレンジしていく気持ちが必要となります。
そこには不安や恐怖がつき物ですが、自分を確立するためには他者との境界線と自分を客観的に見てそれを受け入れる必要があります。
自分の出来る範囲で少しづつでも色々な事をして見ることをお薦めします。
そのような行動が色々な価値観を身に着ける結果となります。
その中で、自分の目標や、自分はこうありたいという欲求が芽生えていきます。
それは、自分を持つという事になりますので、考え思い悩む前に好奇心を持って行動をしてみてください。
そして、簡単でもかまいませんので、目標を持って取り組むという姿勢を意識して行動する事を行ってください。